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作家インタビュー

第十夜
後藤雄一 『ボルサリーノとオレンジ』

①今回オマージュすることが決まってから読んだ第十夜の印象はどうでしたか?

変な話だなって思いました(笑)。そして流石は漱石というか、映像が素直に頭の中に浮かんでくる、とても明治時代に書かれたとは思えない現代的な感覚を感じました。

 

②今回の作品は第十夜の何処から着想を得ましたか?

まず、豚のシーンを読んで「これって今のゲームで言う“無限湧き”ってやつだなあ」と思ったのが最初でした。そしてフルーツの籠を買っていく美女と、着いていくパナマ帽の男のシーンを想像した時に、病室で話す主人公二人の姿が浮かんできました。

 

③今回思い切り青春ストーリーに舵を切っていましたが、そうした理由やきっかけはありますか?

今回の物語を思いついた時、大人の駆け引きよりも素直な気持ちのぶつかり合いが書きたいと思ったので、このような歳の割に純情な二人の造形になりました。 あと、僕個人は十代の頃から可愛い女の子にアタックしてはフラれ、アタックしてはフラれし続けた恋愛体質男なので、今回の主人公は僕とは全然違う純な男にしたい気持ちもありました。

 

④ボルサリーノとオレンジ後の未来の二人は、後藤さんの中でどう描かれていますか?

これは、既に色々な解釈で演じていただいていますので、作者としては「脚本に描かれていない未来は僕にも分かりません」というズルい答えで逃げさせていただきます(汗) ただ、僕の中では、病状がこれから良くなるにしろ悪くなるにしろ世莉さんの闘病生活はまだ始まったばかりで、その中で、世莉さんが苦しく辛い時にも、隣に蓮くんがいて支えていてくれたら嬉しいなって思います。

 

⑤改めて企画声劇夢十夜参加をして一言お願いします。

本当に作家心をくすぐる面白い企画で、錚々たる書き手の方々のなかに加えていただいて光栄に思っています。 なかなか皆様の作品を演じられておりませんが、なんとか時間を見つけて…頑張ります!

 

⑥他、台本について話したい内容がありましたらお書きください。

蓮くんの名前はバイオハザードの「レオン・S・ケネディ」から、世莉さんの名前は「シェリー・バーキン」からいただきました。キャラとは全く関係なく、名前だけなんですけどね〜。内緒です(笑)

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